小学生を塾に入れる前に考えること。
小学生の時に塾に通う目的は大きく分けると3種類あります。
①私立中学を受験するため。
②早めに高校受験の準備を始めるため。
③小学校の授業についていけないから。
①の場合は目標がはっきりしていることが多いので、塾選びに困ることはあまりないでしょう。習い事が忙しくない子は集団形式の進学塾に通い、習い事と受験を両立させたい子はラクタリウスのような個別で受験に対応している塾に通うのが一般的です。
②の場合は少し悩むかもしれません。保護者の方々が高校生の頃と違い、西宮の公立高校は序列化が進みました。昔は総合選抜といって、校区の高校に通うことになっていましたが、今は自由に選ぶことができます。それによって、以前はどこも同じくらいだった高校のレベルが、学校によって全く違ってきています。(詳しくは高校受験案内をご覧ください。)
どこの高校を目指すか情報を集めるところから始まります。
個別がいいか集団がいいかは、習い事やクラブ活動によって変わってくると思いますし、生徒の性格にもよるでしょう。
③の場合、これはよく考えなくてはいけません。
いつごろから勉強ができなくなり始めたのか考えてください。算数でよくつまづくポイントを挙げると、
1,2年生だと「時計や時間」
3,4年生だと「単位の変換」「四捨五入」「割算の文章題」
5年生は「割合」「図形」
6年生は「道のりと速さ」
つまづいた時期から時間がたてばたつほど重症化していきます。
国語は学年にかかわらず、つまづくポイントは様々で、何ができないのかを調べることがとても難しい科目です。
「どこが、どんな理由でできないのか」これをしっかりと調べられるのはベテラン講師のいる塾だと思います。小学生は中学生や高校生よりも早いスピードで知能が発達している時期なので、少しつまづいているなと感じたら通塾を検討してください。
また、学校の勉強についていけない場合、非常に大きな、重要な問題を抱えている場合があるので注意が必要です。
学校の勉強がわからないと、勉強が嫌になります。
まだその段階ならばなんとかなります。手助けして、
できるようになれば嫌でなくなります。
いけないのは、嫌いなまま年月が過ぎ、親から成績のことで怒られると
「自分はやってもできない」と思うようになります。
もともと人間に備わっている「やればできる」という肯定感を失い、自己の可能性を否定するようになります。もうこうなってしまったら大変です。再び自己肯定感を持ってもらうのは非常に難しく、当然のことながら中学でも勉強はできないままで、非行であったり、家庭内暴力、自傷行為に及んだりすることもあります。
勉強についていけないからグレるのではなくて、勉強ができなくなってしまった理由が放置されることによってこどもはグレるのだと思います。
勉強についていけない、というのは何か直すべきことがあるというサインだと思ってください。
話がそれましたが、小学生を塾に入れるときには
①どんな中学高校に通わせたいのか
②こどもの今の学力はどの程度なのか
この2点について保護者の方がよく調べて、よく考えてください。
次に、どんな塾があるのか調べてください。
テレビコマーシャルをたくさん流しているところはあまり良い
評判は聞かないので、有名かどうかよりも、評判を聞いたり、
自分で足を運んで説明を聞くのが良いと思います。
親の評判より子供の評判のほうが、信用度は高いと思います。
講師がしっかりと仕事をしているかどうか見ているのは生徒です。
親は授業を見ていませんよね。講師が熱心に指導しているかどうか
一番よく知っているのは生徒ですから、親の評判よりも子供の
評判を重視することをお勧めします。
ラクタリウスはとても小規模な塾なので、通っている友達を見つけるのは難しいかもしれませんが、狭いエリアが対象なので近所の方やお知り合いの方にお尋ねいただければ、おそらくなにかしらの情報は入ってくるのではないかと思います。なにも情報がなければぜひ直接教室へお越しください。
百聞は一見に如かずということで、ご覧いただくのが一番良いかもしれません。